牧師の仕事、多すぎませんか?①💦-教会の文化を考える-
更新日:2023年5月1日
多くの牧師が疲れているようです。
『日本のプロテスタント牧師の疲弊研究』という論文まで書かれているくらいですから、
広く認識されているところなのでしょう。
しかし、それは仕方のないことなのでしょうか?
もしかしたら、いろいろと背負いすぎているのかも?
今回は、そんな教会の文化を考えます。
目次
牧師の職務とは?日本キリスト改革派教会の規定(一例として)
それ以外のいろいろ
無牧になるとき-実は考えるチャンス!?-
牧師の職務とは?
ご存知のように牧師の仕事は多岐に渡ります。
一例として、日本キリスト改革派教会の規定が簡潔で分かりやすいので以下に挙げてみます。
第46条「牧師・協力牧師・宣教教師の任務」
一 ゆだねられた群れのために、また群れと共に祈ること。
二 み言葉の朗読・解説・説教によって、群れを養うこと。
三 礼拝の賛美と祈祷を指導すること。
四 礼典を執行すること。
五 教理を教え、教会員及び求道者を教育すること。
六 伝道者として伝道に励み、伝道活動をすること。
七 教会員、特に、貧しい者・病める者・悩める者・臨終の床にある者を訪問すること 。
うーん、幅広い・・・🤔
それ以外のいろいろ
上記のこと以外にも、特に小さな教会では
芝刈りなど教会の設備管理や
週報など教会活動に関する書類作成。
ときには、
高齢の信徒の病院の付き添い、
外国人留学生のアルバイト探しの手伝いなど、
ソーシャルワーカー的な働きも求められることがあります(私もやってます)。
日本においては牧師が一人しかいない教会が大多数であるため、
一人にこれらの業務が集中します。
しかも24時間、365日オンコール📞
家族で出かけていても、
電話が鳴って「ちょっと待ってて」なんてしばしばですね😓
燃え尽きる先生がたくさん出るわけです。
無牧になるとき、実はチャンス
さて、先の規定の内容はともかく、
それ以外の務めも全て、
本当に牧師がしなきゃならないことなのでしょうか?
実は!!教会が無牧化するとき、
このことをもう一度考えるチャンスとなります。ピンチはチャーンス!!✨
牧師がいなくなると、教会の働きの多くはメンバーが担うことになります。
そのとき気づくのです。
「前任の先生はこんなことまでやってたんだなぁ。
でも、これって牧師じゃなくてもできるんじゃない?」
これはとても大切な気づきであり、教会が変化するチャンスだと思います。
そしてそれはとても聖書的。。。!
この続きは・・・また次回に😌
次回(4月)は続編、
・その変化の聖書的根拠
・無牧期間の後、また戻ってしまうケース
・良い文化を維持するために
といった内容を予定しています。
お読みいただき、本当にありがとうございましたm(_ _)m
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